シミの構造
あけましておめでとうございます 😀
本年もよろしくお願いします。
私たちの仕事である「クリーニング」ってどんな事をしてるんだろ~?と思われている方に、
もっともっと「クリーニング」のことを知ってもらいたい!そんな想いでこのブログを始めました。
記念すべき第1回は、私たちが特にこだわっている「しみ抜き」について書きたいと思います。
しみの構造はこの様になっています。
一般的に「水溶性のしみ」「油性のしみ」などとよく言いますが、実はシミのほとんどが、これらのものが入り交ざったものなのです。
ですから、しみ抜きの手順としては、まず油性の処理を行います。
実はこの工程が非常に大事なんです!!
この工程は省いて、いきなり漂白処理なんかをしてしまうと、漂白剤がしみ表面の油ではじかれ、しみの周りの生地を漂泊してしまうことになるのです(驚)
ですので、まずはしみ表面の油をしっかりと取り除くことが、しみ抜きの基本となります。
続いて水溶性の処理を行うのですが、当店では実は油性の処理と水溶性の処理を同時に行っております。
油性と水溶性を同時に処理できる特殊な薬剤と、溶剤・スチームなどを使い効果的に手早く処理することで、生地へなダメージを最小限に留めます。
それでも取れない色素を漂白処理で取ります。この漂白処理にはいつもリスクが付きまといます。
「生地の色がはげた」「生地に穴が開いた」なんてことが起こりやすいのです。
だから、「これ以上の処理をすると生地が傷むので取れません」といって漂白処理をしないクリーニング店も少なくありません。
正直な話、私も失敗を繰り返しました。しかし、「どうすれば生地の色がはげないか?」「どうすれば生地が傷まないか?」と色々と試行錯誤しました。
その結果「当店の強みはしみ抜きです。」と胸を張って言える様になりなした。
中にはどうしようもないモノもありますが、90%以上のシミは取れるようになりました。
この「しみ抜き」に関しては、クリーニング店によって考え方がさまざまですが、結局経営者の理念によるところが大きいのだと思います。
私たちはトコトンきれいにこだわりたい!だってシミのついた服は着れないじゃないですか~。
クリーニングってこだわればとっても奥が深いんです。そんなこだわりをこれから紹介していけたらな~と思っています。
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有限会社 讃岐屋