衣替えはもうお済ですか?
こんにちは、讃岐屋クリーニングのしみ抜き師藤谷です。
最近では、夏間近と思われるような、かなり暖かい日などがあり、
冬服の出番はもうありませんね。
もう衣替えはお済ですか?
シーズン後のお手入れはとっても重要なのですが、最近では着用する前に
クリーニングに出すという方が増えています。
つまり、衣替えの時期に出すのではなく、シーズンに入る前にクリーニング
に出すのです。
ということは、冬の間着用した汚れがついいたまま半年以上も放置することになります。
「冬は汗もかかないし、目立った汚れもないから大丈夫でしょう。」と思われている方、
要注意ですよ!!
たしかに冬場は夏のように汗をかきません。しかし汗をかかない人はいないのです。
冬物でも必ず汗汚れは付着します。
冬物は地肌に触れる部分は少ないのですが、エリやソデ口は地肌に触れています。
特にエリ!!
ここの汗には脂肪酸というものが多く含まれています。この脂肪酸が厄介者なのです(~д~*)
この脂肪酸が付着したまま放置していると、酸化して黄色く変色します。
黄色く変色してしまったものは、黄変復元をしないとキレイになりません。
このように、当店の黄変復元コースですと、黄ばみもキレイになるのですが、
費用もかかりますし、生地のダメージは通常の洗いに比べて高くなってしまいます。
また、ひどいケースになると、脂肪酸が衣類の染料と反応して、脱色をおこしてしまったり、
ストレッチ素材のポリウレタン弾性糸の断裂を引き起こしたりします。
ですので、早い時期にクリーニングに出すことをおすすめするのです。
「でもクリーニング代もばかにならないし、家で洗っちゃおう」という方もおられるかも
しれませんが、ナイロンやポリエステルのジャンバーならいいのですが、ウールやカシミアの
コートなんかはあまりおすすめできません。
洗えなくはないのですが、洗いあがった後の整形やプレスがご家庭では難しいのです。
それに、家庭で洗うということはウェットクリーニングになります。つまり水洗いです。
最近では家庭の洗濯機で洗える、ウォッシャブルスーツなども販売されていますが、
家庭洗濯しかしていないと、パンツの太ももやひざ裏の部分が変色したなんてことが起こります。
これは先ほどお話しました厄介者の脂肪酸が原因なのです。
この厄介な脂肪酸、実は水洗いでは落ちにくいのです。
水洗いは「水」で洗いますので、水溶性の汚れはよく落ちますが、脂肪酸は油なので、
「油」(溶剤)で洗うドライクリーニングのほうがよく落ちるのです。
やっぱりお気に入りの服は永く着たいですもんね~(^-^)
それにはやはり、適切にクリーニングに出すことをおすすめします。
また、ウールやカシミア製品を収納する際は、虫害対策が必須です。
そこでおすすめなのが「しまいこみ安心パック」!!
この商品は、衣類に直接防虫加工しますので、次回洗うまでその効果は持続します。
さらに、通気性のある防虫カバーでダブルでも虫から守ります。
「しまいこみ安心パック」クリーニング料金プラス200円(税込)です。
5月末までの限定商品ですので、仕舞われる衣類にはぜひご利用ください。
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